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2019/11/01
歯科医院開業 必要資金(令和版)
カテゴリ:歯科開業
今回のテーマは「開業に必要な資金」についてです。

同業の税理士仲間と話していても「歯科医院を開業しようと思うといくらぐらいかかるのですか?」と尋ねられることがあります。

「テナント開業なら8000万、戸建て開業だと1億は余裕でかかりますよ」

と答えると、たいてい「そんなにかかるんですか⁉」と驚かれます。
それくらい、歯科医院の開業は”意外と”お金がかかるのです。

開業を意識してすでに情報収集されている先生は、この金額を聞かれても驚かれないかもしれません。
しかし、「何にどれだけお金がかかるのか」までご存じでないことが多く、今回はその内訳と、お金をかけるべき項目と節約すべき項目、についてテナント開業を例に見ていこうと思います。

【テナント開業 8000万の内訳】

①医療機器(3000万)
CTやチェアといった高額医療機器のほか、コンプレッサーなどの機械室、滅菌機などの小器械、レセコンや消費材料なども必要です。
診療するうえで必ず必要かどうか、医院コンセプトにマッチしているか、という視点で選定することになります。

②内装工事(2500万)
開業後に「もっとお金をかけた方が良かった」と後悔する項目の1位は意外と内装工事費です。
医院コンセプトを具現化する手段であるとともに、内装自体が広告宣伝費だと考えることもできます。
ターゲットとする地域患者の価値観を見定めながら、良い口コミを生み出す内装を考えたいものです。

③物件関連費(800万)
家賃50万のテナントで、最大その10ヶ月分の保証金が必要になります。
契約してから開業するまでの空家賃、仲介手数料や火災保険料なども計算に入れておきましょう。
交渉次第でフリーレントや保証金の減額をできる場合もあります。

④広報関連費(200万)
いまや必須となっている、ホームページ、内覧会、看板といった費用です。
特にスタッフ採用にも関係するホームページ、一気に認知を広められる内覧会、には十分な予算を取りましょう。

⑤その他(500万)
歯科医師会の入会金、診察券などの印刷物、研修中のスタッフ人件費などです。
洗濯機などの家電製品、就業規則の作成費など、細かな出費もまとめて予算取りが必要です。

⑥運転資金(1000万)
過去は500万、700万あれば十分と言われていた時代もありましたが、最近は1000万は最低手元にキャッシュを置いた状態でスタートすべきです。
最初の2ヶ月間は自己負担金以外の診療報酬が入ってきません。
通帳残高が底をつくのではと不安になるようでは精神衛生上も悪い、診療にも集中できないでしょう。

いかがでしたでしょうか?

もちろん診療スタイルや物件の立地、広さによっても予算の取り方は変わってきます。

ただ安ければ良いわけでもなく、戦略的に明確な理由をもってお金をかけることが重要です。
カテゴリ:「ブログ」「物件」「歯科開業」「経営支援
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