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歯科医院の開業ノウハウ「現金購入・ローン・リース」の違い


これから開業される先生にとって、なじみのない言葉や概念に触れられることが多くあるはずです。
「減価償却費」「繰上返済」「事業計画書」といったものがその一例です。

今回は、その中でも特に質問の多い、「現金購入・ローン・リース」の違いについて
解説したいと思います。



開業にあたって、もしくは開業後に、何らかの設備を導入しようと思ったとき、
その導入方法には大きく分けて3つの種類があります。

それぞれの方法について、解説していきます。



1.現金購入


これは最もイメージしやすい方法です。
すでに手元にある現金を使って設備を購入するパターンです。

例えば8万円のタービンを購入しようと思ったとき、
手元現金で支払いをすることには一切の抵抗がないはずです。

しかし、これが300万のユニットを購入する場合はどうでしょうか?

手元の現金が500万しかないときに、300万の出費は痛いですよね。
預金残高が200万になってしまうことで、不安が募り、診療に集中できなくなってしまう可能性もあります。


そこで登場するのが、次に紹介するローンリースといった手法です。


2.ローン


これは、いわゆる借入をして設備投資をするパターンです。

開業時に自己資金で内装、設備、にかかる費用の全てをまかなうことは難しいため、
金融機関から借入をして設備を購入します。


当然ですが、借入ですので金利を負担しなければいけません。
ユニット300万を手にするためにローンを組んだ場合、
例えば借入を完済するまでの金利合計が50万だとすると、先生はトータル350万を負担することになります。

現金購入であれば金利50万はかからずに済むわけですから、
預金が十分にあるよという場合は、迷わず現金購入をした方が得という判断になります。



3.リース


ローンとよく似たものにリースというものがあります。

両者の最も大きな違いは「所有権が誰か」という点です。

すなわち、ローンの場合は購入したチェアは先生の持ち物になりますが、
リースの場合はあくまでリース会社の持ち物。
先生はリース会社からチェアを借りているだけとなります。


所有権の違いによって、大きく2つの違いが発生します。

①固定資産税や損害保険料の負担
ローンの場合は先生が別途支払う必要がありますが、リースの場合はリース会社が負担してくれます。
といっても、これら諸費用は毎月支払う「リース料」に乗っかっているので、
先生からすると管理の手間が省けることがメリットになります。

②経費にできる金額
ローンの場合は現金購入と同様に、減価償却費の形で経費計上されます。
計算の仕方によっては、購入したときにボンっと大きな減価償却費を計上することも可能なため、
節税対策にはローンが向いています。


一方で、リースの場合は毎月同額のリース料を支払い、それが経費計上されます。
毎月の経費や利益を計算しやすくなるので、サブスクのような形で費用の平準化をしたいという先生にはリースが向いています。


■結局、何が得なのか?

トータルの支払額だけみると

現金購入<ローン<リース

となります。

ただ、先述のように、高額な設備投資となると現金購入が難しい場合がほとんどですし、
リース特有のメリットというものもあります。

<リースのメリット>
・常に最新の設備を使用し技術革新に迅速に対応できる(レセコンなど)
・金融機関からの借入枠とは別枠での資金調達ができる
 (融資はもう受けられないけれど、リースなら組める場合も)
・金利変動リスクを排除(リース料は固定)


新規開業の場面では事業計画次第ではほとんどを借入(ローン)で調達できるため、
ほとんどリースを使わずに済む場合が多いでしょう。
ただし、開業後は融資枠の温存などもメリットも考え、リースも含めた検討が必要になってきます。

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