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歯科医院の開業ノウハウ「コスト削減による利益」


前回は歯科医院の変動費と固定費の考え方についてお話しました。
そこで今回は、その知識を実際どのように経営にいかすのかについて、
事例を挙げて説明したいと思います。




事例① 変動費が1%下がるとどうなるか?


年間売上が1億の歯科医院で考えてみましょう。

変動費(材料代+技工代)が変化した場合、どのようなインパクトがあるでしょうか。
ちなみに、変動費は「%」で分析を行います。
昨年の変動費率が20%、これが今年19%になり、▲1%の経費削減に成功したとします。

これだけ見ると、
「たった1%か、そんなに大きな影響はないだろう」
そう思われるかもしれません。
しかし、実際の影響額は、1億×1%=100万、これは決して小さな金額ではありません。
しかも、この100万はそのまま利益が+100万増えることになります。

「%」で見ると大したことがないと人間は誤って認識しがちですが、
こうやって金額に直してみると、わずかな変化にも注意すべきなのだとわかります。


事例② 固定費が100万円下がった場合


目先のコスト削減は非常にわかりやすいので、固定費削減はイメージしやすい部分かもしれません。

具体的には
・格安ケータイに変更
・電力会社の変更
・サブスク契約の見直し

などです。

これらの経費削減によって年間100万円の経費が節約できたとしましょう。
事例①と同様に、この場合も利益に与える影響は+100万です。

固定費削減の注意点を挙げるとすると、将来の売上増加につなげるための「投資」まで削ってはいけないということです。
研修費等の投資を100万削ることができたとしても、それによって将来増えるはずの売上500万を逃すことになるとしたら

売上500万-変動費100万=400万 の利益を捨てることになってしまうので、トータルで見ると

固定費削減100万-逃した利益400万=300万の損失、となってしまいます。(これを機会損失といいます)
「投資をしていれば得られるはずだった利益」という考え方が重要になってきます。

投資の観点から戦略的に考えるべき経費としては
・人件費
・広告宣伝費
・減価償却費(チェア購入等)

などが代表的なものになります。

変動費と固定費を経営にどういかすかについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ポイントは、いかに「利益」アップにつながるかを意識することになります。


次回は、歯科医院で最も大きな「経費」であり、将来の売上アップのための「投資」である
「人件費」について掘り下げていこうと思います。
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